多様性という言葉が広がりを見せたこの数年、障がい者を含め“マイノリティ”と位置付けられている人々を取り巻く環境は、大きく変化してきました。
今もなお、その変化は刻一刻と続いています。
障がい者の就労選択肢拡大を目標に、美容業界でのボランティア活動からスタートした弊社が、2021年、障がい者専門の芸能事務所を立ち上げたのは、当事者への啓発や育成、表現の場の創出を通じて、社会における障がい者イメージの一新を目指してのことでした。
障がい者=福祉という単一的なイメージを打破し、当事者の潜在的な魅力や能力を見出し育成、マネジメントを通じて社会価値へと変えていくこと。社会背景や時代の流れも関わるその道のりは、決して平坦ではありませんでした。
それでも可能性を信じ、揺るぎない思いで歩み続けた結果、先駆者として挑戦した所属者たちとともに、少しずつ成果を積み重ねることができました。
私たちの事業の根底には、
「障がいの有無に関わらず、ひとりひとりが自分らしく輝ける未来社会をつくる。」
という理念があります。
芸能事務所としてのマネジメントも、業界内での成功を目指すだけではない、未来社会に向けた“才能マネジメント”だと捉えています。
いつか訪れるアクセシブルな未来社会でもこの活動が持続可能なものであるように、これからも仲間たちと共に、障がい者キャスティングの拡大を実現してまいります。
2024.11.11
アクセシビューティーマネジメント代表
臼井 理絵